鉄人まな板ショー 「ミンポン」 Vol . 46 開催のお知らせ 抜粋 

 


本当の意味でのカウンターカルチャーを目指し!


かって開催していた「歌塊」を
自身の色々な違和感から終了した際、
頭に浮かんだのは、
「ミンポン」サイトの冒頭にある、

 ・・・自由な魂の消滅だ。
だが、バラモンの教えにある。
もし悪霊が虎に鋭き牙を与えるなら、
神は鳩に翼を与えるだろう。


1971年アメリカ映画:「バニシング・ポイント」
盲目のDJ スーパー・ソウル

の言葉だった。

あれから何年たったのか・・・、
「ミンポン」再開に際し、
神が鳩にあたえた翼の意味は
自然な営みの中での権威をともなわない文化なのだと
思っています。

為政者は
かって、カウンターカルチャーと称された文化にも、
巧みに権威を盛り込み、
当たり前の事ですが、文化が権威を持つ時、
それはカウンターカルチャーとしての意味を失い、
為政者達の仕事の一翼をになってしまうのだと思います。


為政者に媚びず、
彼らがちらつかせる権威を
「もう要らんわ!」と
そっぽを向いた時から、
自分達は開放されてゆく・・・、


権威から解放された自分達の表現を共有する事で、
人間性を追求してゆく一体感が
少しでも感じ合えれば、
皆、少しは寂しくなくなるのでないのかと思うのです。


為政者がちらせつかせる権威に
「もう要らんわ!」とそっぽを向き、
プイと出て行った時に、
為政者に出来る事はなくなってしまう。
それが、1960〜70年代、
アメリカニューシネマの終焉を奏でた、

最後の映画 
” バニシング・ポイント ” のラストシーンにも感じとれると思うのだ。

2023.8.20
山田ほおぼう